画廊 若林
GALLERY WAKABAYASHI (052)225-7215


建部弥希:ゆらめくかたち

建部弥希作品:ひだまりさんぽみち(18×24cm)ひだまりさんぽみち(18×24cm)

画廊若林で7回目の個展です。
ぜひ、ご観覧ください。


アレキド樹脂作品:そしてゆらめく(F40)そしてゆらめく(F40)

抽象画作品:そしてとけゆく(F15)そしてとけゆく(F15)

建部弥希油彩作品:ひだまりとあそぶ(36×25.5㎝)ひだまりとあそぶ(36×25.5㎝)

可視・不可視に関わらず存在するものに焦点をおき、それを通して「時」を表現している。「時」という抽象的概念を表現するために私が描くモチーフの多くは、木漏れ日や陽だまり、そして水面に映る揺らめく光、等である。時間とともに明確なカタチをとどめることもなく存在し、消滅していく現象を画布に残していくのである。

このテーマを描くきっかけとなったのは、まだ街を俯瞰した視点で描いている頃に、街よりもその背景にある空、雲、雲の下の影、そして雨などの自然現象に目がとまり、刻々と移り行くその姿に心を強く惹かれた事である。それは、10代の頃から江戸時代の絵画をはじめ、古い日本絵画に興味を持ち、表象ではなく背景に興味をひかれていたことに深く関係しているのだと思う。日本の絵画には余白が主であって描かれた部分を従と見る特色があり、その感覚を自分は自然に受け入れていたのだろう。又、日本の「見立ての美」、余白あるいは金地一色の部分を背景と見立て、そこに奥行きや空間を見るという概念、「すやり霞」のような白いもやで、時間の経過等を表す表現も私の絵画表現に影響を与えている。

制作するにあたっては、モチーフである図と空間・背景の地、この2つをどう配置するのかを、キャンバスに絵の具をのせながら、調和し共鳴する点を探る作業を繰り返していく。画面上の油絵具による色面のせめぎ合いはそのまま抽象表現となり、色の重なりは空間の奥行を生む。そして水性アルキド樹脂絵具を重ねることで、はじく表現や薄塗りによる色の透けが、空間的な奥行きに曖昧性を与え、時が重なり合うような視覚的効果をもたらす。移り行く瞬間を自分の感覚で表現するため、絵具は混ぜず、刷毛ではなく不織布を用いて大胆に画面に落とし込んでいく。薄く塗られた鮮やかな色彩の層は重なり合い、自分が視覚でとらえたもの、五感で感じたものが画面上に現れていく。

日本独自の美意識が作品制作の基盤として大事なものであると感じながら、一人の創造者として、自分の五感で認識した空間上の時間の流れや変化を、色彩のコントラストやリズムで表現することが私の目指しているものである。

建部 弥希

作家略歴 - Profile

建部 弥希 - Miki TATEBE -

建部弥希作品:ゆらめく

■ ■ 主な個展
ギャラリー早蕨 (2005-09名古屋)
K’sGallery (2005-10、12-19、21銀座/京橋)
Shift cube (2011 文化フォーラム春日井)
spectrum gallery (2011-19 大阪)
画廊若林(2015-20)
鯛の子ギャラリー (2016 宮崎)
スペースプリズム (2017 名古屋)
イナガキ・コスミックギャラリー(2019西尾)
■ コンペ
Toyota Art Competition 入選 (2010)
ART AWARD NEXT #1 入選 (2010)

2020年個展


作品集

https://ameblo.jp/miki-t-art-yorimichi/